皆さんこんにちは!
QS agri の桜間です。
本日は、イチゴが水っぽい時の解決方法のご紹介です。
コクが無くなる、味が薄い等の問題は、まずは水管理が重要です
水管理は客観性が重要…でも、テンシオメーターは高価で、いくつも購入してらんない。
1本500円前後で、高設でも、土耕でも、気になるところに使えますし、pF2.0を基準に、色が変わる事でお知らせしてくれるので、とっても簡単です。1シーズンで終わりますが、勘に頼らない水管理が出来ます。
シーズンを通して、pF2.0を維持する事が栽培には重要ですので、是非、お求めください。
さらに、ポイントとしては、果実のコクを引き出す事と、ある程度の硬さが必要になります。
いちごの観光農園の方々は春先、特に暖かくなってくるとこの現象に見舞われる事になりますので、頭が痛いところだと思います。
コクが無くなる最大の要因は、糖が不足する事です。
光合成で糖を生成しますが、アミノ酸やタンパク質を生成する際にブドウ糖が消費されます。
これを窒素同化と言います。
イラストのように、光合成で生成された糖は、アンモニアと結合し、アミノ酸を生成、アミノ酸と糖が結合しタンパク質を生成、これが実や、茎や葉になります。
この窒素同化のアミノ酸生成を、直接アミノ酸を吸収させる事で、糖の消費を抑える事が出来ます。
余った糖は貯蔵養分に回り、やがて実に供給されます。
また、アミノ酸はグルタミン酸という味の素の成分である旨味成分であります。従って、先ほどの糖とアミノ酸が豊富なほど、旨味がある、甘い果実になるという仕組みになるのです。
ではアミノ酸なら、何でもいいのかというと、それもそうでは無いようです。これは仕組みがいまだにはっきりしないのですが、果実の味は肥料の影響を受ける、という事です。
いちごの観光農園では鶏糞、牛糞等は、敏感な方は直ぐに分かってしまうそうです。逆にカツオエキス等は好まれる傾向にあるようなのです。従って、原料も吟味しないと、上手く味が作れないという事になるようです。
【内容】海藻と豊富なアミノ酸、微量要素、カルシウムを使用した液状肥料です。
【効果】旨味成分が増え、酸味が抑えられます。灌水の場合、実が大きくなります。葉面散布の場合、色が早く、鮮やかに付きます。
【使用方法】灌水の場合(高設栽培の場合は半分量になります。)
初回…10ℓ/10a、2 回目以降7日毎…3ℓ/10aを灌水します。
倍率設定が出来る場合初回…100 倍、2 回目以降7日毎…600倍希釈液を灌水します。
葉面散布の場合は、600 倍希釈液を7 日毎に散布します。
【注意】点滴チューブのフィルターが詰まる場合は水圧を0.3MPa 以上にして下さい。
本資材は酢酸カルシウムとミネラルが植物の実を硬くします。
硬くする以外にもカルシウム不足による、生理障害の軽減効果があります。例えば、チップバーン、尻腐れ、芯腐れ、軟果、発酵果、果実先枯れ、ボケ果、葉先枯れ、ス入り等に効果を発揮します。
微量要素であるミネラルの配合に秘密があります。
【内容】酢酸カルシウム[4.05%]、水溶性苦土[2%]、水溶性ホウ素[0.3%]、水溶性マンガン[0.1%]、亜鉛[0.05%] を含有した液体複合肥料です。
【効果】イチゴ、リンゴ等の果実を硬くします。チップバーン、尻腐れ、芯腐れ、軟果、発酵果、果実先枯れ、ボケ果、葉先枯れ、ス入り等のカルシウム不足による、生理障害の軽減効果があります。
【使用方法】
灌水の場合(高設栽培の場合は半分量になります。)
初回…1 ~ 3ℓ/10a、2 回目以降7 日毎…1 ~ 3ℓ/10a を灌水します。
倍率設定が出来る場合、1000 倍希釈液を灌水します。
コクが無い場合、実が柔らかくなった場合に、肥効がはっきり表れる製品ですので、是非、ご活用下さい。
今まであきらめていた収穫増に貢献する資材です。
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