いちご農家さんに知って欲しい【芯止まり】の原因と対策を徹底解説!

こんにちはQS agri の桜間です。
今年は芯止まりや芽無しが多いとの声を頂きました。
今回は芯止まりについて解説していきます。

いちごの芯止まりの原因として考えられる要因には、以下のようなものがあります。

  1. 窒素過多
    窒素が過剰に施用されると、植物の成長点に異常を引き起こし、芯の伸びが止まることがあります。特に、急激に肥料が効くと、成長点が正常に機能しなくなり、芯止まりが発生することがあります。
  1. 水分管理の不適切
    水分が過剰または不足すると、根が弱り、栄養の吸収が妨げられます。特に底面給水を行っている場合、根腐れが起こりやすく、これが芯止まりの原因となることがあります。
  1. 温度ストレス
    高温環境が続くと、いちごの生育に悪影響を及ぼし、芯止まりが発生することがあります。特に、夏場の高温は、いちごの成長を阻害し、芯止まりを引き起こす要因となります。
  1. 日照不足
    光合成によるエネルギーが不足すると、根からの栄養吸収が低下し、成長点に栄養が届かなくなります。曇天が続くと、葉の蒸散量が減少し、土壌からの水分や栄養素の吸収力が弱まるため、芯止まりが起こる可能性があります。
  1. 微量元素の欠乏
    ホウ素などの微量元素が不足すると、芯止まりが発生することがあります。特に、窒素の過剰施肥がホウ素の吸収を妨げることがあるため、栄養バランスの管理が重要です。
  1. 株の管理不良
    脇芽かきや摘芯、摘果などの管理が適切でない場合、株のエネルギー効率が悪化し、成長点に栄養が行き届かなくなります。これにより、芯止まりが発生することがあります。

今年の芯止まりの主な原因は温度ストレスに由来するものが多いと推測されます。

では、芯止まりが発生した場合の対処法は主には以下の2点になります。

植え替え

新たな脇芽の利用

芯止まりが発生した場合、まずは脇芽が出てくるのを待ちます。脇芽が成長すれば、それを主枝として利用することができます。脇芽が出たら、しっかりと育てていくことが重要です。

弊社の資材では脇芽を出す資材「QS-H3」がおすすめです。

「QS-H3」について

内容:海藻 5 種類を使用した液状肥料です。

効果:花芽、脇芽が出ます。脇芽による増収効果が見込まれます。

使用方法:
7日に1回、300倍希釈液を樹の上15㎝程度から霧状に70ℓ/反散布します。
遅くとも3回目までには脇芽が出てきます。
万が一出ない場合は1週間散布を休止し、さらに2回の散布を実施します。

イチゴの成り疲れ対策
1番果の花が2、3個咲き揃った頃に300倍希釈液を100ℓ/反散布します。

濃度により、生殖成長と栄養成長との使い分けが出来ます。
生殖成長…100~ 200倍希釈、栄養成長…400~500倍希釈

花芽を出す資材「QS-H3」をご検討下さい。

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この記事を書いた人

qsagriのアバター qsagri 代表取締役

株式会社 QS agri 代表取締役の桜間秀太です。
2022年5月9日に同志社大学京田辺キャンパスにて創業開始致しました。
肥料の販売及び開発を行っております。
農業の現場を通して培った10年間の経験で、新規就農の方、行き詰っている方、更に向上心の有る方を最大限応援致します。
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