いまさら聞けない⁈肥料のNPKとは?いちご栽培に最適バランスの灌水肥料をご紹介!

こんにちは!
QS agri の桜間です。

今回は、今更ですが、NPKとは何か?との質問が有りましたので、真摯に応えようと思います。

NPKとは、植物の成長に必要な三大栄養素である窒素(N)、リン(P)、カリウム(K)を指す略語です。これらの栄養素は、植物が健康に成長するために不可欠であり、肥料のラベルには通常、これらの成分の割合が(8-8-8等)数字で示されています。

以下にNPKの各要素の役割をご紹介します。

窒素(N): Nitrogen
植物の葉や茎の成長を促進し、緑色の葉を豊かに保つために重要です。窒素はアミノ酸や酵素の生成に関与し、植物の成長を支える役割を果たします。過剰供給は、葉の成長を促進しすぎて花や果実の成熟を遅らせることがあります。収穫増加の為には、果実肥大以降の窒素の安定的な供給は重要と考えられています。

不足時の症状: 葉が小さくなったり、色が薄くなるなどの生育不良が見られます。

リン(P): Phosphoric acid
根の成長や花、果実の発育に寄与します。リンは細胞膜の構成成分であり、エネルギーの生成にも関与しています。十分なリンが供給されると、植物は強い根を持ち、豊かな花や果実をつけることができます。

不足時の症状: 葉が小型化し、花数が減少することがあります。

カリウム(K): Kalium(Potassium)
光合成を助け、植物の耐病性や耐寒性を向上させる役割があります。根の発達を促進し、全体的な植物の健康を支えます。また、細胞壁の強化にも寄与します。カリウムが十分に供給されると、植物は健康な細胞を持ち、病気や害虫に強くなります。イチゴ栽培ではカリが最も多く、吸収されます。

不足時の症状: 細根の生育が悪くなり、病害虫の被害を受けやすくなることがあります。

NPKの重要性
NPKは、植物が必要とする主要な栄養素であり、これらのバランスが取れた供給が植物の健康と成長に直結します。肥料のラベルに記載されているNPKの数字(例:10-20-10)は、それぞれの栄養素の割合を示しており、肥料選びの際に非常に重要な情報となります。例えば、10-20-10の肥料は、10%の窒素、20%のリン、10%のカリウムを含んでいます。
このように、NPKは植物の栄養管理において基本的な概念であり、適切な肥料を選ぶための指標となります。

以下は、弊社の灌水肥料です。

お手持ちの肥料と比べて見てください。
弊社の肥料がいかに濃度が高いか実感されると思います。

ちなみに
BH1には、伸長が早く、花芽を多くし、花を大きくする効果が有ります。
BH2には、細胞が横太りします。糖度アップ、玉太り、重量増、ボリュームアップ、鮮度維持等の効果が見込まれます。

果実をつけるまではBH1の比率を高め、果実が成った後はBH2の比率を高めるという使い方もできます。

次回は、灌水スタートキットを5大栄養素及び微量要素の観点から、ご紹介いたします。

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この記事を書いた人

qsagriのアバター qsagri 代表取締役

株式会社 QS agri 代表取締役の桜間秀太です。
2022年5月9日に同志社大学京田辺キャンパスにて創業開始致しました。
肥料の販売及び開発を行っております。
農業の現場を通して培った10年間の経験で、新規就農の方、行き詰っている方、更に向上心の有る方を最大限応援致します。
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